勇気を出して決めたことにはご褒美がついてくる ~奄美大島編①~

地図に〇が付けられた所へ行くと、確かに二階へ上がる階段が。
上がっていき、ドアを開けると勢いよく二匹の猟犬が出て来て吠える。でも噛まない。
そのまま奥に進むと掘っ立て小屋が。

お兄さん、説明上手すぎるーーー!ほんまにそのままやーーん!!
と思いつつ、恐る恐る掘っ立て小屋に近づく。一人旅も初めてだけど、一人ごはんも、そんなにしない。
なので、この時点でかなりドキドキ。

8人ほど座れるカウンターのみのお店。すでに6人ほどのお客さんが。
カウンターの中にいる女性に「一人なんですけど」と声をかけたら、そこにいた全部のお客さんが一斉に私を見る。明らかに「よそ者が来た」という雰囲気と視線を感じながら「そこに座って」と言われて腰を下ろす。。。。
もっとドキドキドキドキドキドキ。。。。

早く自分が何者であるかを説明したい気持ちになり。
慌てて早口で「大阪から来て、明日与路島へ行くんです!」と言うと
「与路島へーー!?何しにーー!?」とママさんの顔が一気にほころびました。

ここのママさん、なんと与路島出身の方だったのです。それを知っていた宿のお兄さんが、行くと絶対良い出会いがある。
と紹介してくれたのです。ナイスすぎる♪

そこから、なぜ私が与路島へ行こうと思ったのかを、美味しい黒糖焼酎をいただきながら話しました。
そして、これは私の母のファインプレーだったのですが、役に立つはず。と、母がもう4、5年前⁉に与路島へ行った時に親戚が集まった時の写真を持たせてくれたのです。
で、祖父が誰であるかを説明するのに、ママさんに写真を見せたら。。。
「ん??〇〇叔父さん!?。。。」
「えーー!!!」
そこで、私とママさんが親戚だという事が判明!!!
お互いの関係をたどって行くと、少し遠くはあったのですが間違いなく親戚同士だという事が分かったのです。
こんな事ってあるー!?!?

周りに居たお客さんたちもとっても喜んでくださり、私がわざわざRootsをたどるため、大阪から来たことを褒めてくださいました。

なにより、たくさん出していただいた奄美の郷土料理と焼酎・・・ 美味しかった・・・。※興奮していて、一枚も写真撮ってない💦
そして、私、お支払いしていない。
カウンターに来てくださった方が支払って帰ってくださったんだと。

島の人たちの大歓迎を受け、旅は始まりました。
翌朝はこの旅の本来の目的地である与路島へ。

勇気を出して決めたことにはご褒美がついてくる ~与路島編~
へつづく