とっても気まぐれにゆるーくアップしているSNS。
最近投稿がない、といろんな方からご心配いただきました。
意外とみなさんみてくださってるのですね♡
たまーーーーーに飽きる😳
他でバタバタしているとSNS投稿まで気持ちが回らない。。。なんてこともたまにあります😅
またゆるりと投稿しておりますのでもしよろしければご覧くださいませ♪

さて、先日ようやく中之島美術館へ行ってまいました♪
やっと行けた。。。
自分用の記録としてもちょっと感想を残しておきましょう。またちょっと長くなりそう。
※長くなりました😂🙏

先ず大前提でが大事なことは。。。
美術館は会期中の頭に行くこと。これ必須💦
会期があと10日とちょっとと言うことと先日NHKの日曜美術館で特集されたこともあってか、平日のお昼間なのに混んでる😳
予約券を買って行ったのだけれど、それでも並んだ。
当日券の人は、行った時間の数時間後に入場?みたいなことになってたんじゃないかなぁ。
今回のオープニングの展示は会期が21日までなので、予約(必須)した上でどうぞ。

展示室は4階と5階。ながーいエスカレータに乗って会場まで。
その間、ずべて吹き抜けになっていて、とっても解放的な雰囲気と、ワクワクする気分で上まで。

この中之島美術館が建つ基本構想のきっかけになられた山本發次郎さんという大阪の商人がいらっしゃいました。
ご遺族が彼の蒐集品を大阪市に寄贈されたことをきっかけに、「大阪に近代美術館を」の構想が持ち上がり、準備室が立ち上がりました。
今から30年前のことです。30年の月日を経てようやく実現した大阪中之島美術館。
関わられた方々の想いを思いながら(💦)エスカレータを上がって行くとなんか感慨深かったです。

わたし、今回はっきりとお目当てがありまして。
その山本發次郎さんのコレクションを見せていただくことでした。
なんか、何でもかんでも知っているように偉そうに書いておりますが、実は私この美術館に関してはほんの少し予習をしておりまして。
時々このブログにも登場する前職のボスに色々習ったんです♪
美術館ができるまでの経緯や、展示品なんかについて。
やっぱり、お芝居や歌舞伎やお能。美術なんかに関しても少し予習があると何倍も楽しめますよ。
そこにあるストーリーを知ると、実際その世界に触れたくなる。今回の美術館に関してはまさにそれでした。
学べる環境があることに感謝🙏✨

で、今回はオープニングということもあってか今回の美術館が実現するきっかけとなった「山發コレクション」が第1章として展示されていました。
前職ボスのお話しでは、山本發次郎さんという方は、とっても趣味の良い方でいらしたらしく「有名だから」等の理由で購入することはなく
とにかくとことんご自身の好きなものを集められたそうです。
そして、發次郎さんは絵画はもちろんのこと、墨跡(書)がお好きだったらしくそちらも展示がされていました。

そんなお目当ての山發コレクション。
私が一番ブルンと心が動いたのは。。。。

慈雲飲光の「不識」という題がつけられた墨跡のお軸。
「不識」の文字の下に達磨大師の後ろ姿が描かれています。
この「不識」の意味は、達磨大師が中国で宮中に招かれた際、時の王様に
「それでお前は何者だ?」と聞かれた時に「不識」と答えたそうです。
「不識」とは「そんなものは知らない」と言った意味があるそうです。
音声ガイドで教えてもらったお話し。細かいとこちゃんと覚えてないから💦正しくは調べてみてください🙏

今、毎朝坐禅している者としてはこれめっちゃ深いな。と。
朝の5分坐禅では「反応しない」ことをします。
思考が湧こうが、音がしようが反応しない。放っておく。
これをどんどん突き詰めていくと、、、性別や、職業や国籍。自分が誰であるかを放っておいてただ坐る。という取り組みです。
そんなことを毎朝、宗貫さんのお話を聞きながら坐禅しているもんだから、この達磨大師の後ろ姿にはなんだかグッときちゃいました。
図録を買ってきてスタジオに置いています✨この達磨大師の後ろ姿を見たい人はぜひ✨

まぁーとにかく展示が多い!!

この図録の分厚さみて!!これ全部展示されてるんだよ!!


ほんまにたっぷり。
美術館では、全てのものじっくり見ることはあんまりなくって、興味のあるところをゆっくりと見てまわるスタイル。
そんな私でも今回2時間超え!!

展示室の中に、長椅子ってたくさんおいてあるでしょ?
あれが、もう年配のお姉様方でどこも満席でした。
そりゃ休憩要りますよね〜。

今回の展示、サントリーからたっくさん寄贈されたアンティークなポスターやヴァグナーの家具なんかもありました。
ポスターってなんであんなワクワクするんだろ。商品の宣伝から、イベントのお知らせなんかのもの。
たくさん情報が詰め込まれておらず、パッと見ただけて「行ってみたい!」や「買ってみたい!」って気持ちにさせるんだから素敵✨
そして、そのポスターの中に私の大好きな藤田嗣治が手がけたものもあって、知らなかっただけにサプライズされたような嬉しい気持ちになりました♡

そして、家具のエリア。
もうね、舐めるように眺め倒しましたわよ。
昔の家具。機能性を高めることはもちろん、材料との闘いでもあったんだろうなぁ。
曲げ合板を使ったとっても可愛いワゴンや椅子などがありましたが、当時としては「木を曲げて使う」と言うのはかなりのチャレンジだったようです。
家具の展示の中で、どれか一つあげる(絶対言われないけど😂)って言われたら、ルイ・マジョレルの「鏡台」をもらうことにします♡
鏡を挟んだ両脇の壁?に当たる部分に、ピーコック柄のような模様が入っているんです。
とっても繊細な。これが描かれたものではなく寄せ木(言い方合ってるか自信ない)のように、色違いの木を張り合わせたものが模様になってるんです!!
もうちょっとで注意されそうなくらい、かぶりついて見てしまった。。。。めっちゃ可愛い模様。これ、図録ではよくわかんないんですよー。

だからこそ!!やっぱり実際に自分の目に触れさせて、そこに感じるさまざまをキャッチする時間がわたしとっても好きなんだなぁ。
と改めて思いました♪

絵とか芸術とか詳しくないから。。。と言うことをよく耳にします。
私も全く詳しくない。美術館へ行って何を自分が感じたのか。それだけで良いと思っている。
実際「?」な作品だってたくさんあったし。それでいい。
ただ、改めて思ったのは背景にあるストーリを知ると俄然面白くなる。と言うこと。
今回、わたしは本当にありがたいことにこの中之島美術館建設までの歴史や、山本發次郎さんのコレクションについてどのような経緯で寄贈がされたのか。
そして建設の準備室が立ち上がってからのことなど、実際にとても詳しい方からお話を伺ってから行くことができました。めちゃラッキーだった。
そんな背景を伺った上での鑑賞だったので、より深く楽しめたなぁと。
作家の背景やその当時の時代のことをほんの少し知るだけでこんなに楽しめるなら予習して行ったほうがお得よね♪
「生活の中の芸術」と言うことがコンセプトにあるそうで、とっても親しみやすいものがたくさんでしたよ。

思い余ってめっちゃ長くなった😳
あと10日ほどだけど、ぜひ行ってみて欲しいなぁ〜。
大阪にこんな素敵な場所ができてとっても嬉しい♪
これからの展示も楽しみです💕

もしこれから行く方へのアドバイスもあるのだけれど、それは次の記事で。
あまりにも長すぎる😂

スタジオに図録あるので興味ある方はぜひ✨